2010年07月22日
1日1組限定の小さな宿

<ファームインゆい>
道々網走川湯線で大空町東藻琴市街地に少し入ったところに、1日1組限定の小さな宿がある。その名も「プチファームゆい」。
2001年4月に高木国広さん夫妻が始めた、農業体験ができるファーインである。高木さんは東藻琴村生まれの、いわゆるUターン組。20数年間本州で小学校の教員生活をして、故郷に戻ってきた。
家業が農家だったとはいえ、本格的な農業は素人に近い。家業を継いだ兄や近所の農家の人たちに指導してもらいながらのスタートだった。
今ではメロン、トマト、ジヤガイモ、カボチャ、トウキビなど、なんと80種類の野菜を栽培するまでになった。安全と美味しさを求めて「理想は有機・無農薬栽培と思っていますが、それに近づける努力をしてますが、何度も現実の難しさにぶつかってます」という高木さん。
収穫した野菜はもちろんファームインの食卓にのぼるが、網走市内で毎週即売所を開いたり、最近ではインターネットでの予約販売もするようになった。
そのせいもあって、昨年はメロン、トマトは完売してしまった。また、新しい試みとして、付近の農家3軒でジャムづくりも始めた。プラム、リンゴ、ウメ、山ブドウ、プルーンの5種類を完成させ、これも通信販売で取り扱うようにした。
<ファームインゆいの高木国広さん>
ファームインゆいの南に面した明るい食堂のすぐ近くには野菜畑が広がる。そして、その向こうにはくっきりと藻琴山のなだらかな稜線が見える。「この食堂も最初は自分たちのための、農作業から帰った後に休む土間として考えていたんですよ」と言う高木さん。
最初の計画には宿泊業は入っていなかった。だから余分な客室のスペースも作らなかったのだという。1日1組限定で、定員が8名ほどという理由がそこにある。おもしろい小さな宿である。(ひ)
099-3233 大空町東藻琴500-11
TEL.FAX 0152-66-2680
宿泊料金/1泊2食付き 5,500円(大人)
HP





