2009年12月14日

小清水という街

小清水町は一口に言って、農業の町である。総人口約6,000人のうち約3分の1が農業に従事している。ほぼ長方形の町は、国有林におおわれた南部の山岳地帯から北に向かってゆっくりと傾斜しオホーツク海に達する。この波状傾斜地の地味が良いと言われ、広大な畑作地帯を形成している。  

作付けの作物は麦類、馬鈴薯、ビートが主だが付加価値の高い野菜や花の栽培も増えている。気象もオホーツク海と内陸からの影響を受ける2つの様相があり、時として山岳からの強い風を受ける風害もある。 近年は農業の他に、観光事業も活発に行われ、小清水原生花園をはじめ、リリーパーク、藻琴山のハイランド小清水725など年間の観光客の入り込みが約80万人にまで増加している。

また、オホーツクの村などに見られる、ナショナルトラスト運動や町民の畑作と連動した農業体験など体験型観光への取り組みも盛んになっている。 2005年にはトーフツ湖のラムサール条約締結が決まり、自然を楽しむという視点から、ますます重要な観光のエリアとして期待されている。  

小清水は、もとは斜里村の一部だったが、1919年(大正8)に小清水村として分村、1953年(昭和28)に小清水町に町制施行となった。この辺り一帯は明治、大正時代には止別原野と呼ばれ、林業が盛んだった。明治24年に釧路~網走の道路が開かれ、小清水に駅逓が設置されて現在の本町を中心に市街地が開かれるようになった。


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