2010年08月17日

幽玄で清涼な男鹿の滝


<幽玄にして清涼、男鹿の滝は一見の価値のある滝である>

清里市街から約30キロ離れた山中にあり、林道を10キロ以上走行して、ようやくたどりつく男鹿(おじか)の滝は、清里町に住む人でも「見たことがない」という人がいるほど、山深い場所でひっそりと流れ落ちる滝である。

滝の入り口にある駐車場に車を停めて、川沿いの小径を歩くこと数百メートル。周囲を鬱蒼とした森に囲まれ、昼でも薄暗い山中に忽然と現れる男鹿の滝は、幽玄と表現するにふさわしい姿である。

しかし、流れ落ちてくる滝の水はどこまでも澄みわたり、真夏に訪れると森林浴の効果とあいまって比類のない清涼感が味わえる。

斜里川の支流の最上流部にある高さ約25メートルの男鹿の滝は、流れ落ちる水量が多いにも関わらず、上流に川がないという不思議な滝である。

水源は滝のすぐ上で、コンコンと湧き出す斜里岳からの清涼な銀嶺水。つまり、すべてがミネラルウオーターの滝なのである。

清里町の穴場といえる男鹿の滝だが、訪れることができるのは林道から雪が消える5月下旬ころから。

また、クマが出没する可能性が高いほど山深い場所にあるために朝晩の単独行動は避け、ゴミが出た場合は必ず持ち帰るようにしてほしい。(く)


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