2010年01月22日

能取湖はコマイ、アサリだけでなくクリオネまで

釣り好きの友人からの携帯が鳴って、能取湖のコマイ漁の調子が好いと言う。車にスキーを積んで湖岸に向かい、そこからスキーを履いて氷上2キロ先の釣り現場に向かう。釣り人たちはスノーモビルで釣り場まで走るのだが。

現場に着くと、色とりどりの小型テントが氷上に設置されている。中に釣り穴が掘られてあり、石油ストーブ、ラジオ、飲み物などを用意しての小さな男の城が作られている。雪が降っても多少の風が吹いても、ひとり気長な釣り三昧は、まさに俗世を抜け出したような境地である。

テント内部の釣りでは、チカ、キュウリがかかるが、コマイは表の氷上で位置をずらしながら、釣り穴をたくさん掘っている。そこにミニ釣り竿を仕掛けて置く。15本から20本も仕掛けて、時々テントから出て点検に歩く。夕刻になると釣り糸を垂らしたまま、スノーモビルで岸に戻る。

翌朝、現場に行って釣り穴の氷を割って、仕掛けた釣り糸を揚げる。任されて釣り糸を揚げて見る。どの穴の糸にも2、30センチのコマイが掛かっている。中にはダブル、トリプルで掛かっているのだ。コマイは日中より夜間に回遊するらしく、朝になるとたいていの穴に獲物が掛かっているのだ。だが、どの位置にどの間隔で釣り糸を仕掛けるか。回遊を予測して、糸や針の大きさ太さ、垂れる深さを加減するのが釣り師の腕前で、当然釣果にも大きな差がつくのである。

<冬の能取湖で氷下の釣りをする>

<大型のチカやキュウリが釣れていた>

能取湖は周囲35キロメートル、面積58平方キロメートル、水深の平均は8.6メートルの海跡湖で、汽水湖であるが、海水の流入が多いため、アサリ、シジミ、ホタテ、ツブ、ホッキ、カキ、の貝類が豊富で、チカ、キュウリ、コマイ、カレイ、ニシンなどの魚類も多く、資源豊かな湖である。しかも。秋9月になると日本一のサンゴ草の群落が、湖畔を真っ赤に染める。

昨冬、友人がクリオネ数匹を持参してくれた。能取湖の釣り穴をのぞいたら、クリオネが泳いでいたのだという。流氷到来と共にやってきたクリオネが、海水の流入と共に湖に入ってきたのだ。クリオネは数日飼育してから、網走港の氷のすき間から海中に放してやった。 (き)