2007年05月18日
切株更新から知床の原生林のしくみを学ぶ

知床の原生的な森や林の中にはいると、切株の上に、新しい木が生えている様子を見ることができます。これを「切株更新」と呼んでいます。
知床の大地は火山灰地でクマザサが多く生い茂っています。クマザサの多い地域では、新しく樹木が芽を出し、成長するのが困難な場合があります。しかし、木がおれたり、切った跡にできる切株の上に腐葉土が堆積してくると、そこに樹木の種が飛んできて、そこに木々が芽生えることが多々あります。
その後木々はこの切株の上で成長しますが、樹木の成長に必要な水分を求めて、根は地面のほうに向かいます。結果的に樹木はこの切株を抱える形で根を生やしていきます。知床の自然のしくみを具体的に学ぶことのできる場が切株更新です。この他に倒木の上や岩石の上に樹木が芽生えているところも多々あります。知床五湖の一湖から二湖にかけての林はそうした石の上に木が生えている光景をたくさん見ることができますが、切株更新はこのポンホロ沼のほうがたくさん見ることができます。





