2007年05月28日

峠を越えると・・・

知床横断道路
 
 写真は知床横断道路(斜里側)です。今日、羅臼に行こうと思って国道に出ると「知床横断道路通行止」の表示が・・・。やむなく根北峠から羅臼に向かいました。ところが根北峠を越えると快晴なのです。仕事を終えたところ、知床横断道路の通行止は解除されていました。ところが羅臼側から知床横断道路を昇り、知床峠あたりに来ると濃霧です。東オホーツクから南の地域に行く場合は峠を越える必要がありますが、この峠を境に天気が急変する場合が多いです。
 
 快晴の羅臼岳(羅臼の街中より)
 
 上の写真は羅臼の街中から見た羅臼岳ですが、こんなに天気が良いのに・・・。一方でこの逆の多々あります。東オホーツクの南部や羅臼では天気が悪いのに東オホーツクに入ったとたん天気に恵まれるということも多々あります。こうした天気の様子をかいくぐって、自然の醍醐味を選択する幅の広さ・・・これも一つの魅力かもしれません。 

2007年05月28日

オホーツクに健在のホワイトアスパラ

 ホワイトアスパラというと、多くは缶詰でご存じかと思います。今回ご紹介するのは、北海道・大空町吉田農園で生産しているフレッシュなホワイトアスパラです。
 
 ホワイトアスパラ

 ホワイトアスパラはグリーンアスパラと違う品種だと思っている方が大半のようですが、実は、もともとはグリーンアスパラなのです。特別な加工といえば加工なのですが、収穫の直前の栽培方法に違いがあります。吉田農園では今年の場合、5月の中旬まではTBしている記事と同じ品種のグリーンアスパラの状態で栽培します。アスパラが出るか出ないかの状態でそこに50cmぐらい土を盛ります。土をかけることを「培土」と言います。アスパラに培土をすると、太陽とふれる機会がなくなります。太陽にふれる機会がなくなるとアスパラは白くなっていくのです。こうしてホワイトアスパラが完成します。アスパラは一時期まで缶詰の原料として生産されてきた経緯がありました。一時は培土するのが普通でした。しかし、培土をしないでグリーンの状態で食べることが一般になりました。そして、今はグリーンアスパラでの栽培が普通になりました。

ホワイトアスパラの培土作業

 この培土の作業は意外と手間がかかります。また収穫の作業は、培土されている状態なので、あたかも宝探しのようにここにアスパラがあるかもしれないという見当をつけてアスパラを掘り出さなければならないので、この時期、他の作物の植え付けと作業が重なる農家にとっては、ホワイトアスパラを栽培するのが大きな負担となりました。しかし、吉田農園では、この大変な培土の作業をほぼ自動化しておこなう培土の専用機械があります。また長年の収穫技術を高めて、手間をできるだけ省く作業形態をとっているので、今でもホワイトアスパラの栽培が可能なのです。

ホワイトアスパラの収穫作業

 とはいえ、吉田農園も他の作物を栽培しているので、せいぜい栽培できるのは5反のアスパラのうちの半分程度といいます。それでも朝と夕方の2回手作業でアスパラを収穫しています。アスパラの畑は片道270m。それを一日に何往復も歩いて収穫します。そうした手間をかけて収穫された絶品のアスパラがこのホワイトアスパラなのです。吉田農園ではホワイトアスパラに関しては、予約注文になっています。培土する畑の規模を考えないと他の作業に影響が大きいので、早めに注文をとって、その注文量に即して培土を行います。
 
ホワイトアスパラを掘り出した状態
 
 したがって、グリーンアスパラのネット上での注文は受けていますが、ホワイトに関しては、今年の予約の発送が終わった段階で、残量がある場合のみ受けてくださると言うことです。確実にホワイトアスパラが食べられるというわけではありませんが、どうしてもこのホワイトアスパラを食べてみたいという方は、吉田農園のホームページである「北海道産直物語」から問い合わせてみてはいかがでしょうか!

収穫作業中の吉田さん
 我が家では昨晩、このホワイトアスパラを分けていただき、家族全員で食べました。その柔らかさと甘みは何ともいえません・・・。本当に幸せな気分です。

2007年05月26日

東オホーツクのアスパラはうまいぞ!

アスパラの畑 

 このところ寒い日が続いています。しかし、寒い中も季節柄東オホーツクの農地のあちこちではアスパラが育っています。例年に比べると寒さが影響して、成長の度合いはまだまだというところですが、やはり旬のアスパラです。この季節、東オホーツクの家庭には連日のようにアスパラが並びます。アスパラは鮮度が重要です。畑に近い場所に住んでいる東オホーツクの人たちはその鮮度の高いアスパラを本当に毎日のように堪能できるのです。

グリーンアスパラ

 今から9年前、初めてアスパラの季節に東オホーツクの女満別空港の前に家がある友人のところに伺いました。その友人の仕事は農業。もちろんアスパラを栽培しています。それまで毎年その友人はこの季節にアスパラを送ってくれていましたが、畑で収穫した直後のアスパラの味は違うと力説していました。送ってもらっているアスパラでさえ、都会のスーパーで並ぶアスパラとはまったく違うのに、さらに違うのか・・・。これが大きな疑問となり、数日休暇をとって訪ねたのでした。

アスパラ畑

 女満別空港に着陸するやいなや、友人のアスパ畑に向かいました。空港から10分ほどいったところにアスパラ畑はありました。その畑には所狭しとアスパラが整然と土か顔を出していました。友人といっしょにそのアスパラを収穫して、さっそく食べさせていただきました。口の中に一口入れただけで、これまで送っていただいたアスパラとの違いがはっきりしました。口の中でアスパラが広がるのです。甘いのです。柔らかいのです。このアスパラの旨さは、今日僕が東オホーツクに移住している一つの要因のような気がします。

アスパラ畑

 そして、移住してしまった今、この季節になると、その友人の畑に毎年出かけます。畑までは自宅から40km弱です。つまり1kmを1分で走ることのできる東オホーツクの環境では、40分走ればこのアスパラを収穫し、自宅に持ち帰ることができるのです。旨いものを本当に旨い状態で食べれる喜び・・・。東オホーツクに住んで良かったと改めて思う次第です。

 

 

 


2007年05月25日

いいたび@オホーツク

原生花園の踏切

 東オホーツクに移住してから、自分なりに集めた情報を整理して、公開しているホームページがあります。 題して「いいたび@オホーツク」としています。このサイトは実は、自分の本業であるホームページ制作に関わって、自己のスキルを高めるために、Web技術の向上をいろいろテストするWebサーバーを使いこなしたり、ホームページを作りたい方にリーズナブルなレンタルサーバーを紹介するためには、自分で使ってみなければならないということでレンタルしてみたのですが、さて何をテーマにするかということでそれなりに悩んだあげくに?「いいたび@オホーツク」というタイトルで制作してみたものです。

 その後十分な更新ができないまま今日に至ってはいますが、いわば自分のオホーツクに関する関心度やその後の深まりを検証する目的で自分で一番活用しているサイトではないかと思っています。いろいろな実験もしています。情報としてはまだ集めきっていませんが、少し力を入れて情報を集約していきたいと思っていますので、ちょっとのぞいていただいていろいろご批判等もいただければと思います。

 写真は原生花園の踏切で撮影したのですが、この線路の直線感覚はある意味で東オホーツクの大事な地域イメージの一つのような気がします。こうした「東オホーツク感覚」といえるような象徴的なポイントをこのホームページでも自分なりに整理することでその特質を明らかにしたいと思っています。

 いいたび@オホーツク (最近URLを変更しました。)

  

 

 

  


2007年05月22日

前に訪ねてから2週間経過した原生花園

エゾツルキンバイ
 小清水原生花園の花を紹介して2週間経ちました。原生花園で見ることのできる花々も少しずつ増えてきました。

 今回一番目立った?花がこれです。エゾツルキンバイ(蝦夷蔓金梅)と呼ばれる花だと思います。

 海岸の塩性の湿地にみられる花ということです。花の優しそうな雰囲気がとってもよい感じです。

 原生花園の海岸沿いでかなりたくさん見ることができました。この花は初夏の花に分類されているようなので、いよいよ夏に向かっているという感触を持ちました。

2007年05月18日

切株更新から知床の原生林のしくみを学ぶ

 切株更新
 
 知床の原生的な森や林の中にはいると、切株の上に、新しい木が生えている様子を見ることができます。これを「切株更新」と呼んでいます。

 知床の大地は火山灰地でクマザサが多く生い茂っています。クマザサの多い地域では、新しく樹木が芽を出し、成長するのが困難な場合があります。しかし、木がおれたり、切った跡にできる切株の上に腐葉土が堆積してくると、そこに樹木の種が飛んできて、そこに木々が芽生えることが多々あります。

 その後木々はこの切株の上で成長しますが、樹木の成長に必要な水分を求めて、根は地面のほうに向かいます。結果的に樹木はこの切株を抱える形で根を生やしていきます。知床の自然のしくみを具体的に学ぶことのできる場が切株更新です。この他に倒木の上や岩石の上に樹木が芽生えているところも多々あります。知床五湖の一湖から二湖にかけての林はそうした石の上に木が生えている光景をたくさん見ることができますが、切株更新はこのポンホロ沼のほうがたくさん見ることができます。

2007年05月17日

ポンホロ沼 知床自然教育林

ポンホロ沼
 世界自然遺産の知床というと知床五湖・フレペの滝・カムイワッカの滝などが名所として有名ですが、知床自然センターから知床峠方面に上がったところの国有林内に「知床自然観察教育林」があります。その中心に位置するのが、雪解けの期間限定で沼ができます。

ポンホロ沼
 
 この沼をポンホロ沼といいます。ポンホロ沼までは、原生林の林の中を入っていきます。しばらく行くと沢があります。この沢は今は流れがありますが、7月の上旬になるとこの沢も水が流れなくなります。というのもポンホロ沼の水もなくなるからです。この自然観察林の入口から沼までは約30分ほど歩きます。そこに突然この写真の沼の光景が見えてきます。沼の周りをぐるっと遠巻きに歩き、ウトロの街も見える丘にあがるなどしてぐるっと回ってきます。所要時間は2時間近く・・・。知床の原生的な景観とそこにある動植物の実態を観察することができます。

 ここは何度行ってもあきないし、知床の自然の本質に迫ることができます。

ポンホロ沼

 ただし、入口に案内があるわけではなく、道もありますが、山歩きに慣れていない方にはあまりおすすめできません。知床特有のダニも少なくありませんし、クマの出没地域ですので、クマスプレイなどを持参するなどのクマ対策が必須です。藪も多く、完全装備で入る必要があります。初めてここに行く方は、この地域に詳しい自然ガイドに案内を依頼することをお勧めします。それなりの準備をして、ガイドを依頼して訪ねれば、知床五湖等を歩くだけでは知ることのできない知床の醍醐味を理解することになるかと思います。

2007年05月16日

知床の観光シーズン到来!(知床五湖)

 

知床五湖

 

 

  いよいよ知床も本格的な観光シーズンが到来しました。知床五湖は、先月の27日に開園し、たくさんの方が訪れています。開園前にこの知床五湖の除雪作業に参加しました。どのときはかなり積雪がありましたが、今歩くことのできる一湖から二湖にかけては、ほとんど残雪もなく、のんびりと歩くことができます。

知床五湖

 三湖から五湖にかけてはまだ残雪があることとクマの出没があるため閉鎖になっていますが、近日中には、三湖以降にも入れるようになるとのことです。

知床五湖

 

 知床連山に雪が残っていますが、去年と比べるかなり雪解けが進んでいます。知床連山を背景にこの知床五湖をのんびり歩くと、この雄大で原生的な自然の素晴らしさとその醍醐味がどんどん伝わってきます。この自然を体一杯に感じていただけるといいなぁと思います。自然を感じることの重要性を今日歩いてみて再確認した次第です。


2007年05月14日

東オホーツクを体験する・・・

小清水原生花園

 東京で教員をやっていた頃の同僚から「東オホーツクを体験する」旅を企画するので協力してほしいという依頼を受けた。元同僚とは、視覚に障害のある中学生や高校生たちの修学旅行の計画などもいっしょにとりくんだ関係もあり、体験は非常に重要なポイントである。視覚に障害があるということは、視覚的に地域を体験するのではなく、視覚以外の感覚を利用した「体験」がベースになるが、面白いことに素晴らしい景観は、風の音、風の体へのあたり方、臭い、生物の鳴き声などなどが反映する。視覚に障害があるということで、景観を焦点にするのは「差別だ!」という人もいるが、それは違う。よい景観があるということは視覚的な情報以外の中にも優れた「音」などを通じて理解することが可能なのだ。

 盲学校に勤務したての頃、高校生の遠足で埼玉県の郊外の森の中を歩いた。その時に、ある全盲生徒が「先生!ここの新緑はまぶしいですね。気持の良い森を歩くのは楽しいですね!」というのでびっくりした。景観がまったく見えていないのに、まるで自分の眼で見ているかのようにその森を様子を描写するのである。

 実際に自然の様子が見えなくてもその自然の素晴らしさを体験できるような企画をしろとたぶんもと同僚は行っているに違いないということで、ちょうど元同僚たちが東オホーツクに来られる9月の初旬にどんな「体験」ができるかを今考えてるところである。

 9月の初旬といえば、じゃがいもの収穫の時期である。じゃがいもの収穫を体験できる企画は今も東オホーツクでは行われている。じゃがいも掘りである。しかし、一方で疑問に思うことがある。それは実際の農業生産の中では、試し堀りは別として、東オホーツクのじゃがいもの畑では手掘りはしない。ハーベスターという専用の大型機械で彫り上げるからである。僕は友人の農家でこのじゃがいも掘りの際にハーベスターに一日乗り仕事を手伝わせていただいたことがある。今回の体験旅行では、このハーベスターに乗せてもらう体験が良いかなと思う。これこそ東オホーツクの大型機械農業の典型だ。

 もう一つは、夜の時間帯になると思うが、東オホーツクに在住している人たちとの交流会だ。東オホーツクに住んでいる人と交流することで、そこに住む人たちの感覚を通じて、東オホーツクを体験していただくことになるのではないかと思うからである。当面はそんなことを考えているが東オホーツクをどう体験すると東オホーツクの魅力が確固としたものになるか、この旅の企画を通じて、いろいろ考えていきたいと思っている。

 

 

 


2007年05月13日

清里町の沿道清掃

沿道清掃
 
 清里町、小清水町、斜里町、網走市、大空町、美幌町は、斜里岳を望むことのできる地域で、東オホーツクと呼ばれています。この東オホーツクの地域の景観・観光・地域づくりを基本方針に「東オホーツクシーニックバイウェイルート」が国土交通省・北海道開発局の指定を受けて活動しています。このブログがぶらさがっているサイトはこの東オホーツクシーニックバイウェイの情報発信です。

沿道清掃
 
 5月12日(土)に具体的な地域の景観作りの一環として、清里町の道道摩周湖斜里線の沿道掃除が企画されて、これにに参加してきました。総勢100名以上の清里町民の方々を中心にこの東シーニックバイウェイに参加する団体の関係者がこの沿道清掃に参加しました。僕は自然ガイド等の活動で「東オホーツクガイド協会」の一員として参加しました。
 
 沿道清掃
 
 朝、清里町のコミュニティーセンターである「コミット」に集合し、沿道を数キロに渡って沿道の土砂の撤去作業を行いました。スコップとホウキを持っての手作業と人海戦術の主体の清掃でしたが、本当に沿道がきれいになりました。こうした地道な共同作業の中で、地域景観の維持の重要性を再確認できたと思います。
 
 地域づくりを行っていく上で大切な活動に共同作業があると思います。こうした地域の美観づくり役立つ取組を通じて、そこで出会った方々が今後いろいろなところでつながっていく可能性があるように思います。こうした地域における様々な活動に今後も積極的に参加していきたいと思います。
 


2007年05月11日

知床横断道路の開通!

知床横断道路のゲート

 5月10日にやっと知床横断道路が開通しました。昨晩、開通するという情報を知り、急遽予定を変更して(^^ゞ開通時間に間に合うようにウトロの知床自然センターの先のゲートに向かいました。ゲートが開く、40分前に到着でしたが、開通を待つ車の先頭から3台目に滑り込むことができました。この後長い行列ができました。10時の開通で、横断道路に乗り入れました。このときの様子はTVで放映され、僕たちの乗った車が映ったようです。

知床峠

 

 開通後、とりあえず知床峠に行きました。知床峠も3番のりです。 羅臼岳が本当にきれいで、国後島もよく見えました。これで羅臼と斜里をつなぐ交通路が確保されたので、東オホーツクを堪能する旅の行動範囲が広がりました。駐車場もすぐに満杯になりました。今年、この知床峠でどんなドラマがあるかも楽しみです。

 

 

 


2007年05月09日

オホーツク海に面した素朴な海岸のある小清水町

原生花園に面したオホーツク海
 
 シーニックマン4号すなわち筆者が住んでいる小清水町は、オホーツク海に面した街である。網走や斜里には港(漁港)があり、季節は違うが観光船が運行されている。しかし、小清水町のオホーツク海には、漁港も観光船もない。すなわり素朴な海岸、しかもかなり長い砂浜が続いているし、小清水町内はずっと砂浜だ。この砂浜は部分的には泣き砂浜になっている。この海岸はずっと歩くこともできる海岸である。僕が歩いたのはそのごく一部だが、この海岸を延々と歩けるというのも一つの魅力なのではないかと思う。途中いくつかの川をまたぐことになるが、近くに橋があるので、そう大回りしなくても住む。
 
 昔の書物を見るとこの海岸にそって道路もあったようだ。(その一部は斜里町との境に残っている。)非常に素朴な海岸ではあるが、流氷の時期にはこの海岸に接岸もある。遠浅の海なので、満潮時にたどり着いた流氷はそこに残され、流氷大陸も形成される。遠浅の砂浜に乗っている流氷なので、海岸に近い場所だとかなり身近に流氷にふれることもできる。そういう意味では流氷の時期には流氷を一番身近に体験できる海岸でもある。しかし、多くの観光でオホーツクに来られる方は、観光船に乗ることを最優先にされているようだ。でも海岸にある流氷は、もっと身近だ。
 
 この身近な海岸を歩いていると写真のようないろいろな鳥たちに出会う。自由に大空を飛び回る様子を眺めているだけでも気持がよい。今年はこの海岸をのんびりとじっくりと歩いてみたいと思う。これも東オホーツク的海岸歩きの醍醐味になると個人的には思っている。

2007年05月08日

小清水原生花園の初春 花も見られるようになりました。

小清水原生花園

 東オホーツクではこれからの季節各地で素晴らしい花がたくさん見られるようになります。その花の名所の代表といえば、この写真の小清水原生花園です。オホーツク海に面し、その反対側には濤沸湖があり、斜里岳、藻琴山、海別岳、遠音別岳、知床連山も見える大変素晴らしい景観のある場所です。

 代表的な花としては、エゾスカシユリ、エゾキスゲ、ハマナスなどですが、ここには約140種類以上の草花が少しずつ季節を感じながら花開いていきます。

エゾエンゴサク

 5月8日の今日は、たんぽぽと写真のエゾエンゴサクを見ることができました。このエゾエンゴサクはとても小さな花でかなり近寄って見ないとどういう花かがわからないくらいですが、近寄ってじっくり見てみるとなかなか「かわいらしげ」な花です。紫を主体にしながらもその花の色は多様です。ぜひこの季節に原生花園にいらっしゃることができればこの花をじっくり見ていただきたいです。

 これから原生花園の様子について、季節を追ってご紹介していきたいと思います。

  

 

 

 


2007年05月07日

東オホーツクでバリアフリーを考える

DMVの乗車口にできたスロープ

 北海道に移住する前は、長い間盲学校の教員として、視覚に障害のある人と日常的に生活をしてきた。盲学校を退職して1年間は、様々な障害のある人たちが中心となって、その障害のある人たちの得意な分野を仕事としていく会社に勤務していた。その会社の社長は親友だが彼も車いすに乗る障害のある人だ。そんなことで、バリアフリーという課題は非常に日常的なことだった。

ウトロの道の駅の障害者用パーキング

 オホーツクに移住して2年が経ち、いつかはこれまでいっしょに生活してきた障害のある人たちといっしょに東オホーツクのあちこちを回ってみたいと思っている。そんなことを考えていると行く先々でのバリアフリーの状態が気になる。しかし、決して悪い点として気になるのではなく、意外と東オホーツクは障害のある人にとってはバリアが少ないところではないかという事実である。

 障害のある人たちとってトイレは意外と重要なポイントとなるが、障害のある人のトレイが意外と各地にあるし、普通のトイレも北海道ならではのゆとりのある建築の中でのトイレなので、特に障害のある人のために作られていなくても何とか利用できるところは多い。都会ではあと間口が5cm広ければ利用できるのに、その5cmに泣いたことが多々あった。それから考えるとトイレで困るというおとはオホーツクではたぶんなさそうな気がする。

 障害のある人たちとってもう一つのポイントとなるのが食事(飲む)をする場所である。これも北海道らしく、平屋の建物が多いのでこれも多くはクリアーできる。都会では急な階段や幅の狭い階段に泣いたことがしばしばあったが、これもオホーツクでは問題ない。

知床五湖の高架木道

 観光施設だが、これも最近バリアフリー化が進んでいる。去年、知床五湖に高架木道ができた。これについては環境を破壊するものだと批判の声も多いが、僕はこれで知床五湖を車いすに乗った友人たちに見せることができると非常に喜んだほうである。まぁ友人の車いすの中には、はって富士山に登るようなメンバーもいるし、サポートする体制が整えば、知床五湖の中にも入れるとは思うが、電動車いすに乗っている友人たちのような場合はかなり困難な状態となる。それを考えるとその素晴らしい自然の一端にふれることのできる高架木道は意味あると思う。

高架木道

 視覚に障害のある人たちに対しては、自然景観を感じるようなガイドをできる人たちがサポートできればさして問題はない。このあたり僕は長年盲学校の教師として自然観察などの学習活動を行ってきたので、視覚に障害のある人が東オホーツクの自然体験をしたいという希望があれば、即j可能な状態である。

 しかし、大事なのは障害のある人たちが東オホーツクを堪能したい場合、どうしたらよいかに関わって、いろいろな方がそれに対して問題意識を持っていくことが一番大事だと思う。誰もが何らかの形でほんものの自然を体験できる機会をつくろうとする気持がまずは大事だと思う。

 

 

 

  

 


2007年05月06日

DMVを東オホーツクでどう使うか?

DMV
 
 JR釧網本線の浜小清水と藻琴間で試験営業運転されているDMV(Dual Mode Vehicle:デュアル・モード・ビークル)に乗車してきました。 このDMVの特徴は鉄道の軌道と道路を走れること。現在東オホーツクには、JR釧網線と石北本線が走っていますが、鉄道と道路をうまく利用するとこれまでの行動範囲をかなり広げることができるはずです。その可能性は実際に乗ってみてかなりありと判断しました。
 
 そこで次の課題は、このDNVを東オホーツクで「どう活用するか?」というアイデアです。そのアイデアに関して、東オホーツクの自治体の中で具体的な提案はまだないようです。今回試験運転が行われている小清水町や網走市は、国内、いや世界でも初めての試験運転でありながら、せっかくのこの機会にこのDMVと地元の観光等の展開につなげて新しい試みはほとんど手がつけられていないのが現状です。個人的にはこのチャンスを生かした展開が何かないか期待していたのですが・・・。
 
 それは、たぶん自体の中だけで物事を考えているからではないかという気がします。このシーニックのようなある程度広範囲の中で物事を考えていくと意外な展開が考えられるのではないかという気がしています。したがって、このDMVも可能性を考えて、東オホーツクシーニックの展開の中でこのDMVの活用を考えてはどうかというのが僕の今の思いです。皆さんからの新しい展開を考えてのアイデアのご提案もお待ちしています。

2007年05月05日

シーニックデッキ

シーニックデッキ

 このサイトのシーニックマップにシーニックデッキという項目があります。写真のようなデッキが特設されています。(写真は清里町のコスモスロード)

  このシーニックデッキが特設されているところは、いわゆるこれまでの観光スポットではなく、逆にここでぜひ新しい東オホーツクの魅力を感じていただきたい絶景の場所に設置されています。この間シーニックデッキのある場所を改めて意識して訪れてみるとやはり素晴らしい景観の場所が多いです。シーニックデッキに腰掛けて、そこの景観を見ていると今後の新しい東オホーツクでの様々な展開を考えるきっかけにもなるのではと思っています。

シーニックデッキから見た魅惑の景観(斜里岳)

 シーニックマップで「シーニックデッキ」だけを表示させて、シーニックデッキのある場所をチェックし、ぜひ出かけて見てください。そしてそれらのシーニックデッキのある場所に関して、いろいろレポートを寄せていただければと思います。投稿はシーニックポストでできますので、ぜひ利用してください。もちろんこのブログにコメントをいただければとも考えています。

 よろしく、お願い致します。

 


2007年05月04日

神の子池までの道も雪がなくなりました。

神の子池

 先週行った時にはまだ道路に雪がそこそこ積もっていましたが、現在はほとんど運転には支障のない状態になりました。このGWには各地からこの神の子池にいらしていただいている方が多いです。車のナンバーを見ると札幌ナンバー(レンタカー)や他府県のナンバーが多いです。こうして各地からこの神の子池に来ていただいているかと思うと感無量です。

 去年までは例年のごとく、GWには雪が降って、神の子池に行くにもそこそこ困難がありました。今年いらした方はラッキーかなと思う次第です。しかし、道の両側は除雪したて雪がそこそこ残っていて、車同士がすれ違うにはかなり厳しいところもありますので、通行には注意していただければと思います。

 さて、その神の子池ですが、4月の下旬に行った時は、魅力のエメラルドグリーンがちょっと弱いかなという感じがしましたが、今回はお馴染みのあの色がしっかり復活していました。この魅力的なエメラルドグリーンを多くの方に感じていただけたらと思います。

 


2007年05月03日

砂利道のある光景にニンマリ

砂利道のある光景 
 
 ゴールデンウィークも後半戦に入りました。東オホーツクの有名どころの観光地には、各地からたくさんの方が訪れています。車のナンバーを見ると札幌ナン バーのレンタカーをはじめ、道外ナンバーの車も目立つようになっています。幹線道路は本当に車が多いように思います。

  こういう時はなぜか幹線道路を走らないで、一本脇道に入ってしまうことが多いです。今回も清里町のさくらの滝近くの脇道を入ってみました。運転しながら、 これはなかなかの光景だと思い、車を脇に停めて、そこから撮影してみました。砂利道のある風景、意外とこの周辺の景観になじみます。東オホーツクの各地は 道路はたいてい舗装されていますが、中にはこうした砂利道もあります。ちょっと印象がのどかになります。こういう風景を楽しみながら各見所に向かうという のも良いかと思います。

2007年05月02日

メルヘンの丘(大空町)の魅力・・・3年かかる魅力の追求

メルヘンの丘

 大空町のメルヘンの丘は僕の大好きなスポットのうちの一つ。東オホーツクには、知床に代表されるような原生的な自然環境があるが一方で、農家が創り出す農村芸術としてのこうした農地の景観も美しい。こうした農地の光景は北海道でいうと美瑛に代表されているようだ。
 
 しかし、東オホーツクの農村芸術としての農地は、奥行きの広さ、そして何よりもオホーツクブルーに代表される空との関係でその迫力はどこの地域よりも素晴らしいものではないかと僕は感じている。このメルヘンの丘は東オホーツクにあって代表的な農村芸術品だと・・・。

メルヘンの丘 

 オホーツクをはじめとして、北海道の畑作の土台は、馬鈴薯(じゃがいも)・小麦・ビート(甜菜)の畑作3品が基本だ。これは、ナス科であるじゃがいもの連作障害を防止する意味での輪作体験のもとに、毎年違った作物を植えることになるわけだが、その結果、毎年違った光景を見ることができる。別の見方をすれば、3年続けてこないとこれらの畑の景観を完結させられないことになる。
 
 僕はオホーツクに移住して3年目。メルヘンの丘はそれからずっと写真を撮り続けているが、メルヘンの丘の光景もやっと今年完結させられるということになる。
 
 僕のおすすめのこのメルヘンの丘だが、この地域にもう10年移住連続で来ているのに、今年はじめてその存在を知ったという友人がいた。いつも女満別空港で飛行機を降りてからバスで網走穂面に向かうので、いつもここを通過していているのに、気が付かなかったというのだ。旅人の心には、目的地(例えば知床)のことしか頭になく、十分な情報提供がないことで、目的地までにたくさんあるはずの素晴らしい観光ポイントが脳裏から消えていってしまっているのかもしれない。
 

 シーニックデッキ


 やはり現地からの情報発信だと思う。まだまだ東オホーツクの醍醐味はたくさんあると確信中。上の写真はメルヘンの丘にあるシーニックデッキ。


2007年05月01日

呼人の水芭蕉群生地 網走市

水芭蕉
 いよいよ5月になりました。5月でオホーツクといえば、水芭蕉です。水芭蕉といえば本州では高山地帯の尾瀬の水芭蕉があまりも有名なので、多くの人は水芭蕉を高山植物と思われている方が多いです。

 しかし、オホーツクでは海に近い網走湖や濤沸湖の周りに巨大な水芭蕉の群生地が多々あります。

群生地

 写真は、女満別空港から網走方面に向かった網走湖のほとりにある呼人の水芭蕉の群生地です。この地域では地元のNPOがトラスト運動を進めており、その一環としてこの群生地も保全されています。今日はまだそれほど大きくはなっていませんが、白い色が目立つようになってきました。