2007年07月01日
知床の原生的な林に学ぶ
写真は知床のポンホロ沼です。この沼は雪解け水でできる沼で水が流れ出してしまうと沼がなくなるという季節限定の沼です。知床五湖やフレペの滝の周辺には川がありませんが、この沼にも流れ込む込む川はありません。この沼の水が流れ出す川もありますが、この沼の水がなくなるとやはり川は枯れます。
このポンホロ沼の周辺では知床の原生的な森をじっくり堪能することができます。ここで「原生的な」という表現を使っているのは、何らかの形ですでにこの森が人間との関わりができてしまっているからです。特に何か構造物が作られたり、大がかりな周遊の道ができているわけではありませんが、人がこの時期迷うことなく歩けるはっきりとした道ができているわけですから、当然そこには人間と自然との関わりが成り立っているわけです。
しかし、ここにある森はそうはいっても限りなく自然に近い状態です。火山灰地の中でそこに生息する動物と植物が作り出してきた自然の成り立ち(足跡)をしっかりと確認できるものがいろいろあります。こうした自然をじっくり鑑賞し、その自然のしくみが学べるという点では非常に教育的な森であるといえます。
機会があればこの森を歩いていただきたいと思いますが、進入路が非常にわかりにくいですし、道があるとはいえ、道案内の看板があるわけではなし、やはりここもクマの出没地帯です。そういう意味では、この森を熟知している自然ガイドの案内でまずは訪問されることをおすすめします。僕が関わる東オホーツクガイド協会 でもガイドをすることができますので、関心のある方はぜひお問い合わせいただきたいと思います。





